2016年07月12日

専門学校での講師にて |薬院・渡辺通のカフェといえばPer Tossini(ペルトッシーニ)

このブログをご覧の皆様こんにちは。
オーナーバリスタの野方です。

蒸し暑い7月の梅雨をいかがお過ごしでしょうか。雨によってお客様の来店数は大きく変化するのではありますが、こんなゆっくりとしたまったりとした時間こそ実はとっても貴重で、学生時代から物思いに耽りたがる私にとってはプラスな時間になっております。もちろんお客様が少ないとお店は成り立たなくなるので、そこは辛いところであります。が、ポジティブに有効活用!!
今日は「専門学校での外部講師」をさせて頂いていることについて語ります。

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もう何年も前になりますが福岡キャリナリー製菓調理専門学校さんにて「イタリアバリスタ実習」「カフェプランニング」「カフェマーケティング」「コーチングスキル」といった授業を約1年半ほど担当させて頂きました。カフェやバールなどの現場での人材育成を経験したこともあって、「巧く話せるかな?」といった不安よりもむしろポジティブな印象を持ってました。知識や技術を教えて共有することで、現場での仕事の効率化を図り、喜んで頂くための時間を作ることで、各サービスマンの素晴らしい人柄やサービス力を活かすことができるからです。

結果、
『お店の売上は増えて、リピーターは増えて、スタッフのモチベーショを高められ、やりがいを感じてもらえるなんてとても素晴らしいじゃないか!!』
という気概です。


でも、実際に外部講師として授業を体験するとすぐに壁にぶち当たります。


18歳と社会人とのモチベーションには大きく違いがあるし、何よりも外食産業に絶対就職する!という意識も持っていない、いわゆる「なんとなく」の学生が意外と多いことに気づくのです。差し迫ったプレッシャーのない人に対しての教え方は現場とは根本が違うのですね。あーなるほど、大学に進学したときの自分が懐かしく思えました。モラトリアム期間といえるのが学生として過ごす時間の醍醐味です。

そんな中で、「こうやるとうまくいくよ〜」といった結果の表面だけをなぞるのではなく、ただ「楽しい」を教えるのではなく、「厳しいこと」をしっかり教えなくてはと感じておりました。職人気質としての「志」とでもいうのでしょうか。その職人の持つ細心の技術は、どこかのお店や会社に就職してから学ぶことが大事だと思っていますし、基礎としてはやはり「外食産業で柔軟に生きること」を語ることが重要に思っております。

開業・起業することは学生からすると先の話だけど知ってる方がイイ。
業界研究と言う名の店舗比較やマーケティングは若いうちからリサーチする能力があった方がイイ。
そして実際に苦労するのは職業人としてある程度の仕事が出来るようになってから、それを人に伝えたりモチベートすることが本当に難しいと言うことを知っておいた方がイイ。

と、27歳の私は感じ、講師業収入を得る為以上に、その授業の意義を自分で見出しておりました(笑)






時が流れ、現在34歳になる私は、九州観光専門学校さんでまたも外部講師をさせて頂いております。今までは学校名は伏せておりましたが、そろそろ生徒さん達がアルバイトを始めるようなのでちゃんと公表しといたほうが良さそうだなと思いました。今回の学校では生徒数が前の学校よりも少なくそれでも沢山の時間を頂いて授業をしている分、めちゃめちゃ濃い内容なんです!!私の教えるスキル自体が上がっているかどうかはわかりませんし、生徒さんが『脱ゆとり世代』だからなのかはわかりませんが(笑)

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まず、私はイタリアンバールに活きるバリスタとしての技術や知識を教えさせて頂いてます。まずは、自分のルーツである東京での修行、ヨーロッパでのカフェ文化の見聞、営業中のこういう瞬間にやりがいを感じ、素敵な先輩や後輩とのエピソードなどを雑談たっぷりと・・・(笑)が、それ以外のジャンルのコーヒーについてもお話するようにしております。流行のスペシャリティコーヒーの話、福岡のコーヒーカルチャーについて、個人経営のお店の考え方や働き方のポイント、大手経営で得られる利点、などなど。18歳と若いこの時期にどんなお店で、個性的なスタッフと一緒に働くことで生まれる「自分の気持ち」や「やりがい」を感じて欲しいものです。時にそれは「楽しい」と感じられれば嬉しいですし、「悔しい」や「苦しい」と思えばそれもまた嬉しいものです。そのときにしか経験できないことを経験することで、たくさんの憧れや疑問を持つことで小さくとも夢は生まれてきますからね、きっと。

私が今までカフェやバールで一緒に働いてきた人の数は数え切れないですが、バリスタとして一緒に働いた人で今も続けている人はほんの一握りでしかありません。

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でも、辞めてもみんな大事にしてくれるんですね。一杯のカッフェに込められた想いであったり努力を知っているからでしょうか。それはワインでもパスタでも、ジェラートでも同様です。イタリア人のモノマネがしたいからではなく、目の前のお客様に喜んで頂きたいからという強い意思から生まれた行動なのですね。

34歳の私はまだまだ未熟者ですし、学びたいことや挑戦したいことで溢れております!!そんな人間の授業を受けている生徒さんたちに何か伝わったらいいなと思っております。

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Ragazzi,Buona Fortuna!!


福岡市中央区渡辺通・薬院のカフェなら・・イタリアンバール
『Per Tossini(ペル トッシーニ)』

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福岡県福岡市中央区渡辺通2-3-19 ロマネスク天神南 1F
Tel.092-717-5150
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営業時間 ◇月〜木・日・祝 / 12:00〜24:00 (LO. 23:00)
     ◇金・土 / 12:00〜25:00 (LO. 24:00)
posted by pertossini at 21:08 | 日記